農地パトロールにドローンを活用

松田町との包括連携協定の一環として、農林部門を担当されている部署の方より農地パトロールにドローンを活用できないかとのご相談をいただきました。

具体的には、以下のように台風などの影響で山林へ人の立ち入りが困難な箇所に、ドローンで上空から農地判定できないかとのご依頼です。

小型のドローンでも対応可能でしたが、範囲も広範囲ではなかったことから検証を兼ね、遠方からのズームにも対応できるDJI Matrice300H20Tの組み合わせで農地パトロールのご支援をさせていただきました。

2日間の農地パトロールでは、静止画と動画による事後検証のしやすさの違い、事前に提供してもらったGPS情報を基にした自動航行と、農地パトロールの担当の方による指示の基での手動操縦の違いなど、効率的なドローン活用に向けた比較検証が実施できました。

H20Tに一体化されたズームレンズとレーザー距離計を活用した参考例として、同一のドローン位置から、ワイドレンズ映像と数百メートル先のズームレンズ映像となります。

真上からの俯瞰では地面の手入れ状況などが見づらいところも、安全な飛行場所から高度を変更し、レーザー距離計でフォーカス位置の地図情報と農地図を比較して場所を特定させる、などの芸当はMatrice300ならではです。

おかげさまで、その後の農地判定も無事に完了し、ドローン自体の高性能さ、省人化への期待など、大変よい反響をいただけて何よりでした。

同様の事例、または他事例への適用検討などは、お気軽にお問合せくださいませ。