北海道での夏の水稲散布(2019年夏)

昨年に引き続き今年の夏も北海道・旭川でドローンによる農薬散布を行ってきました。
この時期は水稲の登熟期にあたり、いもち病やカメムシなどの病害虫から米を守る山場の時期でもあります。

今回も散布研修という枠組みではありますが、実際に業務として請負散布を行なっているチームにメンバーとして加わり、実際の圃場防除に携わってきました。
結果として水稲を中心にトウモロコシな大豆など、担当チームで1日あたり最高45ha、通しで136haの経験を積んできました。

もちろん全部を我々だけで作業したわけではありませんが、熟練プロの業務のスピード感、効率的なチームの連携のあり方など多くのことを学ぶ貴重な機会となりました。
ちなみに一日あたり約40haというのは産業ヘリによる空中散布と遜色ないペースであるそうです。

「バッテリー15分、積載10リットル、1フライトあたり1haしか散布できない」と産業ヘリとの比較の中ではサイズ感の小ささ(小回りが利くということでもありますが)を指摘されることも多い農薬散布ドローン(DJI社MG-1)ですが、効率的にシステムを組んで作業する事で、産業ヘリにも引けを取らない作業量を確保することができるわけです。

将来的には地元の神奈川県でも農家の皆さんの役に立てるような、現場仕込みの経験を積んでいきたいと思っています。